子育て中にイライラしてしまう
落ち着いて子育てをしたいけれど
ついつい子供に八つ当たりしてしまう
本当は子供と楽しく過ごしたいのにすぐ注意してしまう
このようなことでお悩みではないですか?
子育ては24時間365日休みなく続くので、ママ達はどうしてもイライラを感じてしまいます。
へとへとに疲れてしまったり、だれにも言えず自己嫌悪におちいったり、どうしたら良いのかわからなくなったりします。
自分だけかな?と悩んでいるママのためにも他のママ達はどのようなことでイライラしているのか調べてみましたので、参考にしてみてください。
この記事では子育てでイライラしてしまうメカニズムについてお伝えし、その対応策までご紹介します。
最後まで読むと、子供が可愛くて仕方なくなり、落ち着いた毎日が送れるようになるでしょう。
子育てストレスの主な原因
イライラする感情は「自分の思い通りにいかない」という怒りの感情から起こります。
心理学の世界では怒りは「第2感情」であると言われていて、2番目に出てくる感情です。怒って当然と思える出来事に対し最初に感じる感情を「第1感情」と言い素直な感情とされ、『悲しみ』『虚しさ』『苦しみ』『心配』『さみしさ』などがあります。
子育て中は「母である」という責任感などから、このネガティブな第1次感情を押しやり第2感情の怒りで隠そうとします。
子育てでイライラする主な原因には、どのようなものがあるか4つ見てみましょう。
ママの心身状況
ママの立場は忙しいです。
家事育児、仕事、子供の行事やPTA・スポーツの手伝い、地域のコミュニティーへの参加など何人いても足りないくらいです。
ママの立場を考えるととても一人でこなせる仕事ではないことが分かります。このような忙しい環境がママをイラつかせる要因の1つです。
子供への過干渉
過干渉が原因でイライラしてしまう場合は、次のような場合です。
子供への過干渉は「何とか間に合わせたい」という第1感情であり、対処法があります。
子供の特性を受け止め「おっとりしている、(あらかじめ)支度に時間がかかる子」と捉えます。
イライラしないようにあらかじめ時間を取りながら対応していくことも視野に入れてください。
かつてこの言葉を見た時に私は、ショックを受けたのと同時に妙に納得をしてしまったのを思い出しました。
子供への期待
親として子供に幸せになってもらいたいと誰もが期待をしてしまいます。
第1感情の「幸せになってね」という気持ちを大事にしながら、子供の特性はそれぞれ違うと理解して客観的に子供を観察するような子育てにしてみることも時には必要です。
子供への期待感はそのまま持ち続けて、応援に回ると良いでしょう。
子育て環境
子育ての環境は人により様々です。
1度立場を逆にして考えてみると分かりやすいのですが、イライラして怒りをぶつけられるよりも第1感情である「悲しみ」「苦しみ」「不安」を表された方が耳を傾けることができるのではないでしょうか。
積極的に第1感情に目を向け、子供やパートナーにも伝えてみるなど環境を変えてみるのも良いでしょう。
効果的なイライラの解消・解決法5選
子育てのイライラに原因があるとお伝えしてきました。原因があるということは、解決法もあります。
先輩ママさん達や私が実践して効果が出たもの5選をご紹介いたします!
自分ケアを優先する
24時間フル稼働中のママ業から休みをとるために積極的に自分で自分を癒す時間を取ってください。
上記のような息抜きの時間を罪悪感を持たずに積極的に作ってください。
自分の時間が取れないママは、シッターサービスや各自治体が運営している「ファミリーサポート」を利用するのも自分のケアにつながります。
アンガーマネジメントを学ぶ
『アンガーマネジメント』とは、1970年代にアメリカで提唱され普及した心理療法で、怒りを管理・コントロールして自分の感情と向き合い上手に付き合っていくトレーニングのことを言います。
基本的に怒りのピークは6秒といわれているので、カッと怒りを感じた後に6秒間だけ深呼吸をしたり、身体を動かしたりして我慢してみましょう。一番簡単な怒りの爆発を阻止できる方法です!
怒りの我慢だけではないアンガーマネージメントを調べてみる事をお勧めします。
今の気持ちを人に話す・紙に書き出す
今の気持ちを紙に書き出してみたり、誰かに話してみましょう。
ネガティブな気持ちを通して心の中の本音が浮き彫りになってきます。
悩みの根本的な要因が見つかったり、回復のヒントが見つかったりすることがあります。ぜひ今の気持ちをすべて吐き出してみてください。
運動をする
子育てでへとへとに疲れている時に運動をするなんて無理!お声が飛んできそうです。
実は疲れているのは脳みそで、身体は意外と疲れていないと言われています。
休みたいのに寝付けないなどの脳の偏桃体の警告が暴走しているような方は、特に運動が効果的です。
苦痛を和らげる幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを増やす方法をとって、朝の時間帯に日光を浴び15分程度のウォーキング、家でできるストレッチや短時間でできるHIIT、心を静める瞑想やヨガも次の日に疲れを残さない方法です。
運動をすることは脳にとって休息につながります。
断捨離をする
最近流行りの「断捨離」は、物や課題(タスク)を減らし、身軽になり「しなければいけない」大事なことを浮き彫りにしていく作業です。
例えば着る服を減らしてみると洗濯物が減り干す時間も減り、自分のタスクが減っていきます。
断捨離は、人間関係、生活環境、スケジュールなど物だけではなく自分の肩の荷をおろす作業でもありますので、ぜひ試してみてください。
「がんばってるね」と自分を認めてあげよう
子育てにイライラを感じたら思い通りにならないのが子育てであることを大前提として捉え、がんばっている自分を認めてあげてください。
周りの人へ第1感情を伝えながら子育てを一人で抱え込まずに作業を分担して、自分を大切にしましょう。
仕事の現場を想像してみてください。休みなく全責任を一人が請け負い働いていたら「大変そうだ」と思い、手伝ってあげたくなると思います。
子育てでイライラを感じたら、ネガティブな感情をみんな助け合って癒しながら心穏やかな毎日を送れるように今回紹介した解消法を試してみてください。
参考:
厚生労働省「ベビーシッターなどを利用するときの留意点」
子育て援助活動支援事業「ファミリーサポートセンター」
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